為替相場見通し
為替相場に関して、当面の見通しをお届けします。(原則木曜日夕方更新)
当面の為替相場見通し
平成24年5月17日
SMBCフレンド証券 投資情報部 松藤伸介
為替相場見通し
円とドルは対ユーロで上昇基調
スペイン3位の大手行バンキアの救済、総選挙で連立与党 が敗北、再選挙が確実となったギリシャ、地方選で首相陣営 が大敗したドイツなどを受け市場の警戒心が高まっており、 欧州を震源地としたリスクオフの動きは継続か。円とドルは 当面、対ユーロで上昇基調だろうが、円は介入や金融緩和な ど政府・日銀の政策発動が予想されるため、対ドルでは円安 基調。また、米経済指標で良好なものが出れば、素直にドル 買いに振れそうだ。野田首相が最近の円高傾向について市場 を注視していく考えを示したこともドルの下支え要因か。
日・米・欧の中銀が金融緩和基調を続ける中で、ロイター ・ジェフリーズCRB指数など商品指標が調整色を強めてい る。米国や中国の景気減速に伴う需要減退を反映している可 能性もあり、資源国通貨に関しても注意が必要だが、足元ブラ ジル・レアルが対ドルで約3年ぶりの安値を付けるなど、中 長期の視点で見れば投資には魅力的な水準になってきたよう だ。豪州は財政が世界で最も健全な国の1つとされるが、経 常赤字が急拡大する見通し。同国の「AAA」格付けをおび やかすリスクとして銘記しておく必要がありそうだ。
(投資情報部 松藤伸介 5月16日記)


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